会議室:「paper1」
自検例についての相談です。骨頭部の軟骨下骨ー関節包間距離に左右差があり、軟骨と水腫の境界が線状高エコーに映る症例は長期化すると考えられますでしょうか。関節内圧を高いまま放置せずに穿刺すべきでしょうか。下記の参考ページに6歳女児症例のUS写真を掲載しますので閲覧のうえご指導お願いします。
中島浩志@聖マ医大整形 さんからのコメント
(2002年 7月 7日 日曜日 6:02:48 PM)
上記の投稿に際し、下記のwebページでUS写真を閲覧してください。 http://www2u.biglobe.ne.jp/~jasou/cs.htm
大阪医科大学 瀬本喜啓 さんからのコメント
(2002年 7月 8日 月曜日 4:02:04 PM)
座長から 朝貝芳美先生へ 初めの質問は大変興味深いものです。是非、ご返答下さい。 中島浩志先生へ 時間があれば、研究会の会場で討論したいと思いますので症例をご準備下さい。
朝貝芳美 さんからのコメント
(2002年 7月 12日 金曜日 8:01:36 AM)
骨頭部にも腫脹がみられる腫脹高度例(服部W型)では一般的に腫脹が長期化することが知られている。今回の検討でもその傾向はみられるが、2周以内に腫脹が改善した例が21例、2週以上持続した例は11例であり、必ずしも腫脹高度例が2週以上持続するとは限らない。今回の例の中には安静にもかかわらず1週間たっても腫脹、股関節ROM、疼痛が軽減しなかった2例のみに穿刺を施行し、症状が穿刺後すぐに改善した例がある。穿刺の適応については、初診時の腫脹の程度で判断するのではなく、経過をみてから判断すべきと考えます。
朝貝芳美 さんからのコメント
(2002年 7月 12日 金曜日 8:01:45 AM)
骨頭部にも腫脹がみられる腫脹高度例(服部W型)では一般的に腫脹が長期化することが知られている。今回の検討でもその傾向はみられるが、2周以内に腫脹が改善した例が21例、2週以上持続した例は11例であり、必ずしも腫脹高度例が2週以上持続するとは限らない。今回の例の中には安静にもかかわらず1週間たっても腫脹、股関節ROM、疼痛が軽減しなかった2例のみに穿刺を施行し、症状が穿刺後すぐに改善した例がある。穿刺の適応については、初診時の腫脹の程度で判断するのではなく、経過をみてから判断すべきと考えます。