7.Graf分類タイプ。の時期的相違
(The difference of the time in Grafユs classification type。)

渡辺研二 (Kenji Watanabe)
亀田第一病院 整形外科
   (Department of Orthpedic Surgery of Kmeda Daiichi Hospital)

先天股脱の超音波診断においてGraf分類タイプ。は非求心性の画像として診断される。これには時期的な問題には触れていない。しかし、新生児期にはタイプ。でも、臨床的にも完全脱臼に至らない症例が多いが、生後3ヶ月では、ほぼ全例が臨床的に明らかな完全脱臼であることが多い。これは、股関節を構成する骨成長の差から生じてくるものと考えられるが、今回、時期による画像上および臨床上の相違点を検討したので報告する。