第14回　日本整形外科超音波研究会

第１４回日本整形外科超音波研究会の開催にあたって、

岩手医科大学・整形外科　嶋村　正

　第１４回日本整形外科超音波研究会を開催するにあたり、ご挨拶を申し上げます。本研究会も１４回を重ね、この間に超音波検査も普及の一途を辿ってまいりました。今や超音波検査は、その非侵襲性と機器の長足の進歩が推まって、整形外科領域においても必須の検査法として確固たる位置付けがなされております。
　此の度は、“整形外科領域における超音波検査のコツと工夫”を主題として取りあげさせていただきました。整形外科領域で広く活用されております股関節の超音波検査の実際上のキィ・ポイントを解説、明示していただき、より的確な臨床応用が図られることを目的といたしております。一般演題には8題の応募をいただきました。大変、有り難うございました。主題、一般演題とも、いずれも活発的な討論をいただきたいと存じます。
　特別講演は、本学放射線医学講座教授の江原茂先生に“関節の画像診断の現状と超音波検査の役割”のタイトルで、ご講演をお願いいたしております。江原先生は、骨・関節の画像診断に関しましては大変ご造詣が深く、国内外で認知される第一人者です。明日からの診療に直結する、豊富なご経験に裏打ちされたご講演がいただけるものと考えております。
　陸奥・盛岡も、今年は猛暑の様相が伺われますが、多くの先生方にご参会いただき、ご討議を得て、第１４回の本会が実りある会となることを祈念いたしております。
　不都合、不首尾の点もあろうかと存じますが、ご寛容の程を予めお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

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